architecture
外壁と内部 2
浴槽が入り、タイルが貼らせた。伊豆石も貼られた。タイルは、すごく気になる。通路の天井もボードが貼り始めた。リビングの天井も貼り終わった。
今日は、土曜日、職人さんの数は、少なかった。それでも結構来ていた?
この建物は、天井が結構色々させてもらった。そしてその部分の大半がこの時期に重なって施工という状況にいたっている。
色々問題が次から次へと出てくる。現場の山下さんも本当に大変!。
以前、地元の設計事務所の所長さんと話す機会があり、別の物件の写真を見せたことがある。
そのときの所長の言葉は、「これ工事中の写真?」............。
もちろん竣工している物件の写真である。木の梁が露出している写真であった。人によっては、木の梁は、単なる床を支える構造材でしかない。
その梁が見えているのは、まだ、仕上げをしていないから.........。
今回、木の梁は、各階に露出している。そしてその梁の意味合いも各階変わっている。
1階は完全な化粧(飾り)としての梁である。
2階は、3階床を支える構造材である梁。(隠すこともできた。・木の梁である必要も無かった?)
3階は、完全なる構造材である。
はて?2階と3階の梁は両方とも構造材で何が違うか?
同じ構造材でも、構造をデザインしている(3階)か、構造材をデザイン要素として利用している(2階)かの違いである。
今後、1階の飾りは、構造として進化させていこうと思っている。どんな感じに成るか今回で大体つかめると思う。
また、フェイクな梁も今回使っている。(これは失敗だったかな?)鉄骨の梁を板材で包んでいるのだけど。
やっぱり、偽者って感じはぬぐいきれない。飾り(構造材じゃないという意味)でも表面だけ木という使い方は良くなかった。
良くなかったという表現は良くないね。
さて、通路天井のボードを貼り始めました。写真は、一番端っこの部分(壁と取り合う部分である。
壁面(写真右の方の壁のこと)は、鏡を入れる予定。今回の天井は、同じ形の繰り返しなので、この部分に鏡を入れることによって
視覚的に2倍の奥行きを得られるという訳です。昔からある手ですね!

天井見上げ。梁の連続感はなくなっている。
パーツ(ひし形)の組み合わせと考えるしかない感じ。

通路の天井:化粧垂木部分完成。
壁面から最後の垂木部分の離れが最後の懸念部分!
リビング天井のボード貼りが終わりました。
梁の下の所の曲面のボード(白っぽい所)は、FGボード(繊維強化石膏ボード)で対応。
奥の方で、右手を上げているのは、田辺さん(空調担当)土曜日までお疲れ様です。
天井見上げ。いい感じの曲面が出ているんじゃないですか?
奥の方に見える垂れ壁面を壁とするか天井とするか?
仕上げのビニールクロスが壁と天井で違うため難しい選択である。
見切りが入るためにそれをぐる〜っと回すのだけれども、天井のまま巻いてくると垂れ壁を全部天井として扱う事にしないとおかしくなる。
壁・天井とも同じクロスであれば、なんの問題も無いのだが.....。
でも、これだけじゃね〜。 S字天井で天吊のエアコンが見える。位置的梁を伸ばしていった所にある。
本当にそこまで梁が行ってればの話がだが........。

外壁の洗い出しコーナー部分
3階個室の床フローリング(無垢15mm)貼り終わりました。
幅木を入れて行きます。
フローリング面 当初心配していたほど乱尺貼りは気にならない?
浴室タイル:目地・目地・目地である。
ガラスブロックの目地ありきの状態から.............。
1階の目地は気が抜けない。
2階から吹き抜け部分の見上げ。
思ったほどいい感じにはならなかった。
明かり取りが第一の目的だからその点は、大成功であるが。
もう少し何かできたかな?
正面の庇部分の洗い出し作業中。
この面が一番作業的には、しやすい離れを確保できているが、写真のような状態である。
あ〜すごいピンボケ。
下のほうは、まだ洗っていない状態で、上の方は、すでに洗った状態。違いを撮っておきたかった。
これじゃわからない。せっかくデジカメ使っているんだから、すぐに確認すればよかった。
建築は、施工中が一番面白いところ、手品も種がわかっちゃてると、面白くないが、わからないものの種明かしは最高!
ちょっと意味合いが違うか?別に種がわからないわけでもないのだから。
いずれにしろ、物ができていく過程ってすごく面白いところだよね。
またまた、通路天井:写真は、基本的に全て載せている。(載せてないのもあるか.....)
枚数の多い、同じアングルなど一杯あるかと思うが、そこは、やっぱり気になる部分でもあるし、気に入っている部分なのでしょう。

基本的には、二等辺三角形のボードを張っていくのだが、理論的には、全て同じサイズで、同じ形の物でいけるはず。
この建物は、ほとんどの事がそうであるが、極力構成部材が同じ物でいけるように設計を行っている。
これは、コストと施工性を考えてのことであるが、ここには、施工誤差というものが入り込んでいない。
そう、この施工誤差は、大変馬鹿にならないということが、銅板などの事例からも明らかである。
単に1つの職人だけで行うものであれば、その考えは、すごくうまく行き目的を達する事ができるものであると信じる。
しかし、そこに別の職人が入り込んでそれを元に新たなものを付加していく段では、あまり効果が薄れていくということである。
この部分も、ボードは同じサイズのはずだが、そうは、うまく行かない。
この部分は、軽天屋さん→大工さん→ボード屋さんと3業種目である。
それでも結構な精度が出ているんじゃ無いかな?
ボード屋さんアッパレである。いやその前もか....。
ボードの稜線のラインと木の継ぎ目のラインが揃っている。
あ〜ここまできたら、木の梁の成を.....。
ボードの面には、珪藻土を塗っていく。
端部のところで壁との取り合い部分。
木の梁はやはり浮いてしまう。
う〜ん。これは、これで面白いのだが.....。
道路側から通路おくの方を見る。
木の梁が浮くとどの辺がまずくなるか?
それは、店舗の入り口部分(写真で言う右側のライトがついている辺りである。
店舗内の天井もこれと同じ(サイズは違う。)梁が格子状にボールトを作っていく。
店舗内の梁と通路の梁は連動してるような設計なのである。
通路側の梁が浮くことによって、店舗入口近くで、両方の梁を見上げたときつながりを感じることが
難しくなってくる。(正直、店舗の天井ができてみないとなんともいえないのだが.........)
最後に夜景?通り(大正浪漫夢通り)からこの程度、木の梁が見えるといいのだが.......。
早く、シートがはずれないかな〜。
シートの隙間から推察するに、結構奥の方までの木組みは見えそうである。夜景も楽しみだな〜。
前のページ 
次のページ