木組網代ボールトがひと段落着いた?母屋の上に構造用合板t=24を貼り込んでいく。そして母屋間に断熱材を入れて天井の石膏ボードを貼りこみます。
全てが、規制の寸法(910×1820)のものをそのまま貼って行くことができないので、約3分割したものを使わなければ成らない。この辺りが手間の掛かる仕事です。
でも、全部寸法が違うわけではない。全て同じサイズでできるというところがミソ?
天井のボードを張るところで問題発生である。基本は、母屋間が約600無いぐらいのピッチなので、母屋間を繋ぐ下地(野縁)を455ピッチでいて行ってボードを張っていく
という話であった。しかし、現場に行ってみると野淵は、母屋と同じ方向に入っている。こうするとピッチとしては、300無いぐらいになるし、施工性も良いということで、現場の判断で
変更したということであった。しまった〜。完全にコミュニケーション不足だったと思う。この野淵の入れ方は、まずい!!。
なぜなら、この建物で、木の梁をあらわしで見せるために、法規上では、極めて遠回りの解釈で成立させているからである。
この解釈のおかげで、内装制限・竪穴区画など、面倒なことを見なくてよくなっているのである。
それを成立させるためには、天井のボード(正確には、屋根の直下の天井)の貼り方?が告示で指定されている。
告示H12・1367号
同二号ロには、防火被覆の取り合い部分を、当該取り合いなどの部分の裏面に
当て木が設けられている等当該建築物の内部への炎の侵入を有効に防止することができる構造とすること。
要するにジョイント部分の裏には、野縁(当て木)が必要だよということである。母屋方向と同じ方向に野縁があるということは、それと直行方向には、下地が無いということである。
急遽、裏当て木を入れてもらう事にしました。