architecture
竣工写真撮影
ポーチここ数日、毎日現場へ足を運んでいます。今日は、竣工写真の撮影の立会いでした。朝から夕方まで、結構長い時間、自分の設計した建物と向き合いました。シャッターを切るのですが、家に帰って見てみるとイマイチな写真ばかり...(涙)きょうは、曇りで、外観の写真は、後日改めてという事になったのだが...。
個人的には、ポーチ上部の軒天周りの部分が一番気に入っていてここの浮遊感を写真に収めたかったのだが...どうも、駄目だ...。あれも、これも入れたい(笑)そうすると焦点がボケるというか、まぁ〜周りに障害物が一杯あるので...しょうがないといえばそうなんだが..。
でも、何枚も撮る。そして、気に入らない(涙)
カメラのレンズの限界もあるんでしょうね...。
と、カメラのせいにしてみる。
とりあえず、プロのカメラマンの腕を楽しみに待ちましょう。
ポーチ2もう一枚屋根がいくつかのレイヤーというか、層が重なって迫り出している感じが出れば...。う〜難しい。
見学会と引渡し
看板昨日は、あいにくの雨でしたが、無事に見学会を行うことが出来ました。雨の中、脚を運んで頂きありがとうございました。
今日は、午後から建物の引渡しでした。午前中に市役所へ電話して、検査済書が出来ているか?を聞き、出来ているので、漏れのあった書類を持って提出して検査済書を出すって話でした...。しかし、行ってみたら、今度は、書類を今出して、すぐに決裁できないので、決裁が降りてから検査済書は出す...。おいお〜い!電話と言ってる事ちがくない?(涙)また、2・3日後に取りにいくのか...。とは云え現場へ。
ポーチ引渡しという事で、立会いに行きました。写真は、ポーチ部分で、丸い穴の部分も終りました。写真は、昨日の雨の中の物ですので、濡れていますね。 無事に引渡しも終了してとりあえず終了を迎えました。 後は、竣工写真が明日撮影して....あと...竣工図かな? 近所の子供がここで遊んでくれると良いんだがな〜!






穴アップです。






柱独立柱の柱脚です。
完了検査
北面今日は、役所の完了検査でした。30分も掛からないで終了!
完了検査といっても、まだ、ポーチの壁は最終段階にようやくきた感じだし、内部は、先日の施主検査の手直しをやっている状態。
とりあえず、北側のウッドデッキの写真です敷地北側に大きな「柿の木」が二本立っています。(写真には、写っていないよ!)その木が良く見えるように相談室の開口を設けています。北側に樹木を配置する(今回は、既存)意味としては、樹木が一番綺麗に見えるという事である。良く、南側に樹木を配置する意味とは、ちょっと違って来る。この場合は、樹木の背後を見る形となるので、むしろ日影を作る、あるいは、視線を制御するという意味が強くなる。


ケンケンパー続いて、駐車場を見下ろす。丸い穴がいくつか開いてます。前、触れたように、「ケンケンパー」です。(笑)穴の部分は、芝を植えます。すでに植えてあるんですが...(笑)ちょっと植えている位置が低いので、段差が出来てしまっている。もう一回客土を入れて、同面にしてもらう。
駐車場自体の床の仕上げは、モルタル刷毛引きです。さっき触れた「柿」がシーズンが来ると結構落ちて、相当すべるらしい....。洗い出しとかだともっと良いんだがな〜!


穴壁そして、ポーチの穴開きブロック埋め込みの壁です。すでに、ブロックの四角は、わからなくなりました。結構、この壁の左官が時間が掛かっています。曲面が多くて大変!ピン角部分を全て丸めているので、時間が掛かる。


穴詳細そして、アップの写真!これは、まだ、最終の仕上げの一歩前です。角のRをもっと大きく取りたかったのですが...鏝がね...。でも、なんか、公園とかにありそうでしょ?(笑)
施主検査
外構今日は、施主検査でした。とは言っても、外構は、まだで、丁度ピークを迎えてきている。本来ならば、全て終ってから検査となるのだが....。色々とスケジュール的にあっての事。壁の丸い穴が現場でも賛否両論が今日も出ていましたが...。だいぶ形になってきて、ドスコイ!って感じになってきたんでは?無いかな?穴は、子供が絶対に、あの穴を使って遊んでくれると信じてるだが...。



キックガード続いて、玄関扉の下部のキックガード(銅板t=1mm)が取り付きました。サイドのガラスからスロープの端部が見えていますがココは、Rがついた幅木になります。外構部は、ピン角は全て削り落として、重い?柔らかい?というか、微妙な感覚に成れば...。

内観続いて、内部です。養生が全部取れて、空調の噴出し口が白木のが入っていますが、これは、白のものに取替えで、腰から下は、木(黄色)で上部は、白一色(アイボリーですが..)写真左手のRがついている板は受付カウンターです。このRは天井のRを縮小して設置!サボォア邸のエントランスに板に丸柱が貫通したテーブルの様なものがある。先ず、エントランスで、サボォア邸の主旨を表現しているらしいのだが、そのパクリです(笑)う〜きつい、こじつけだったかな?



ウッドデッキ続いて、南側のウッドデッキも出来ていました。ここが一番気持ち良いな〜!
外構とウッドデッキ
玄関今日の定例!内部は、殆ど完成?といっても、色々と残っている部分がある...。各職方の連携というべきなのだろうか?う〜ん〜!.....。
塗装工事と一部アミュールタッソー(内装)と家具....。鏡とガラス....う〜ん、まだあるか...。
とりあえず、玄関の扉とガラスが入ってこれで完全に室内と室外が区切れました。それと、床面のタイルも今日で終了!

ウッドデッキ次ぎが、ウッドデッキです。このウッドデッキは、南側ので、一番気持ち良い所かも知れません。北側にもウッドデッキがあり、そちらは、相談室側で落ち着いた感じの場所です。



全景最後がついに全景の登場!です。手前の駐車場部分や、ポーチの手摺り部分や犬走の一部の左官がまだまだ残っています。
アミュールタッソー他
ガラスクロス下地今週の現場です。先ず、一枚目は、内部壁面のアミュールタッソーの壁です。これは、ボード下地の上にパテでしごいた後に、ガラスクロス(ガラス繊維の織物のようなもの)を下地材として貼りこむ!その状態がこれ!今回選択したG100というタイプのガラスクロスは、一番目が小さい。本当は、目がデカイものでやりたかったが...(笑)田舎の喫茶店という表現もあって...(苦笑)一番フラットに近いこのタイプのものを選択。でも、出来てみると結構、暖かい表情は出ており、やっぱりこいつにして正解?だったと思う。腰壁の色がもっと黄色になるかと思っていたが、丁度いい感じで納まってよかった...。
待合室次ぎは、この下地の上にアミュールコートという専用塗料で2回塗っていく。その1回目の途中です。ガラスクロスを通して見えていたパテしごきの跡が一気に消えて、面が出現してくる!この位置は、待合室です。奥の扉の上の開口が開いている部分は、ガラスが入ります。一枚の天井というのが何となくわかりますかね〜?室内は、広角のカメラじゃないとなんだか良くわかんないね...。
雨樋下ちょっと、話を外に持っていく!内部は塗装中!
この写真は、二転三転した縦樋の下の部分です。そもそも、雨樋無しで話は、始まり...(理由は、雨樋に落ち葉が溜まるため!このあたりは、樹木が多い!)雨落ち溝があったわけです。でも、この雨落ち溝に玉石を考えていたが、このあたりは、低木もあり、その低木の葉は相当に小さい葉なのである(爆)この葉が玉石の間に入ったらもう、掃除のしようが無い...。って事で、グレーチングになった。でも、屋根の雨が落ちて、跳ねる雨が軒下のウッドデッキに結構かかるのでは?というので...悪い例が近くにあるんだな〜これが〜!北側で、緑に苔が生えている外壁が...。
って事で、雨樋は結局つけた!付けたはいいが、縦樋が出てくるわけで...こいつは、本当にデザイン的に非常にうまくないと思いませんか?外壁まで、斜め(雨勾配)で持ってきて、外壁に沿って落としていく...。って事で、そのまま垂直に落とすという荒技を採用してるわけです。モチロン自立しなくてはいけないので、SUS鋼管を固定端の考え(いわゆる道路標識みたいな自立させてる)で行った。当然、この先には、掃除口・浸透枡と行くわけです。
雨樋下2そして、場所がちょっと違うけどこんな感じで、土間コンに埋め込んだ。これを提示した時、現場サイドでは、子供が登って、樋が壊れる!(確かにそうだ!)ってイマイチの反応!でも、SUS鋼管で下を固めれば、大丈夫だって...ゴリ押し...してません。(笑)色々話をして、の施工でした。出来て見て、予想どうり!バッチリ!子供がちょっと登ろうが全然問題なし。でも、ちょっと太かったな〜...!ビニールが取れれば、違うかな?
穴開きブロックそして、今日の大きな問題?を巻き起こした張本人の登場で〜す!ポーチスロープ手摺程度の高さの壁に埋め込まれた「穴開きブロック」!まぁ〜何が問題だったか?ですが...書くのは辞めておきます(爆)個人的には、予定通り?で全然問題なしで、むしろ考えていた方法で出来て「お〜〜〜!いいじゃん!いいじゃん!」だったんだけどね...。この写真だと、ひし形が目立つけど...完成形状では、見えなくなります。
相談室から天井見通し1夕方近くになり、近くの役所へ「完了検査申請」の書類を届けに行く。あ〜もう、終わりか〜!寂しくなるね〜!...。
さて、役所から帰ってきて内部の塗装がだいぶ進みました。これは、相談室から待合室方向をハイサイドの窓を通して見てます。奥の壁は、まだ塗ってません。色は、白系ですが、アイボリーというか、黄色が少し入っています。腰から下(腰見切り・腰壁・幅木・床)は、黄色系の木ですので、養生が取れるともっとその色を貰って黄色っぽい暖かい感じになると思います。
相談室から天井見通し2ちょっと角度を変えて同じく相談室からです。待合室の曲面の天井が続いていっているのが照明の穴で何となくわかります(笑)内部は、もう殆ど終わった感じです。ちょっと、一部カウンターが入っていない部分(洗面所)がありますが...。残るは、外構ですね...。今日も、色々と問題が出てくる、出てくる。まぁ〜その問題が出てくるのは、楽しい?(語弊があるな〜)んだが...。その問題からうまく良い方向へ行くことは多いから。(=嘘だな〜半々かな?)
相談室から天井見通し3最後、もう日は、だいぶ落ちて、待合室に点けられた照明を受けて相談室の天井に出来た影!哀愁がある一枚でしょ!
今回、内部で、建具枠をどうするか、悩みました。結局、枠無しでやったのは、このハイサイドの部分のみでしたが...。枠があると、そこに何かがあることを「はっきり」と表明してしまう。今回は、どちらかというと、稜線を消したい所は、消して行きたかった。よって、あっちこっちに曲面が出てきたのだが...。なかなかね〜!
足場が取れました。
kk070301ポーチ軒天今日は、外部の足場が殆ど取れました。平屋なので、元々、そんなに覆うほどは、無かったのですが....。ポーチ上部の軒天もほぼ完成状態です。
角の板金の納まりは前回訂正してもらって綺麗に直っていました。軒天の塗装も終了し、木の外壁の塗装も終わりました。以外と黄色いのが気なりましたが...。
独立柱(桧)は、まだ塗っていません。これから同じ色で塗装です。樹種が違うので、同じ色にはならないですが、むしろその方が良いかと思います。
kk070301正面次が、建物正面からの写真です。木の外壁と板金との見切りの曲線が、内部空間の断面図になっています。板金の途中で穴が開いていますが、あそこには、ベントキャップが付きます。前回来た時にこのベントキャップの位置が丁度真中の1枚の板金の中に2個並ぶ感じで入っていました。ハゼのピッチの関係でおかしな配置になってしまっていたわけです。ハゼのピッチが何故おかしくなったかと言うと、上部の扁平垂木からこのハゼの位置が決まってくる事を前々回に板金屋さんと打ち合わせをしており、ベントキャップの位置は設計時のままの配置だったという事です。裏面も同じ(ベントキャップは無い)なので、裏面で打ち合わせをしていたので..こういう問題が出てきちゃう...(涙)でも、綺麗になおったでしょ。それに、丁度、窓のセンターあたりに左右来るようになったし。
kk070301床と腰壁次ぎは、もう内部です。大工工事は、すっかり終わって、塗装の工事でした。写真は、室内の床と腰壁の下塗りをした状態です。出来上がりは、もっと黄色い感じになります。腰壁より上は、アミュールタッソーという硝子クロス一度はって、その上からアミュールコートという専用塗料で仕上て行きます。床のフローリングは、厚み21mm幅128mmのパイン材です。ちょっと流れ節が目に付きますが色が付くとちょっと違うかな?
kk070301駐車場そして、外構へ!これは、駐車場で〜す。この丸い穴は何でしょう?(笑)ココは、芝を植えます。わかるかな〜?
正解は、「ケン・ケン・パー」です。子供の頃を思い出しましたか?施設柄、子供が遊べるような部分を駐車場に作りました。近所の子供が、ここで、遊んでくれると最高〜!なんだが...最近の子供がこの「ケン・ケン・パー」を道路に書いて遊んで居る姿を見かけませんね〜(笑)
kk070301穴開きブロック.jpgそして、最後の写真!これは、ちょっと前のブログで書きましたが、駐車場とポーチの間に設ける手摺程度の壁に打ち込む「穴開きブロック」です。これは、当初、左官で作る予定でしたが、「出来ない!」というか、「難しい!」という現場サイドからの話があり、確かに、3次曲面になっているので...う〜ん。難しいよね〜!って事で、こいつをたまたま見つけてしまったわけです。まさにこの形を作りたかったわけです。よって、これを壁面に打ち込み、周りに一段円を描く感じで左官(モルタル金鏝ですが...)でまた、R面を付けて作るという事で手を打ちました。どんな感じに仕上がるか?楽しみですね〜!
軒天板金終盤
kk070222-po-ti本日の現場での状況です。内部は、先週から驚くほどに進み?腰壁のシナベニア張りと家具(大工工事分)製作と進んでおり、だいぶゴールが近くなって来た。今日は、職人の数も多くどの部屋も何かに使われおり...カバンの置場に困る(爆)
さて、1枚目です。ポーチ上部の軒天の板金がほぼ貼り回し終わってきました。ただ!ただです。写真を良く見てもらえればわかると思うのですが...扁平垂木同士が直角で連結する部分の軒天の板金の納まりが悪い!

kk070222-ポーチ隅駄目わかるかな?入角と出隅を結んだ線で当然結ぶと考えるのは私だけであろうか(笑)この納まり部分は、4隅にあるのだが...すでに2箇所が終わっており、3箇所目を製作に掛かっていた。
板金屋さ〜ん!この隅の部分なんだけど...。って事で、話をして、訂正してもらう事とした。

kk070222-隅完成で、これが訂正後の軒裏の納まりです。どう見ても、こっちが普通でしょ!
今回、軒天は、殆ど、板金で捲いてくるようにしたんだが....板金は、難しいな〜!施工上の話もあるが....。垂木部分は、捲かないで木の表現をしたほうが良かったのか?今回のように板金で捲いた方が良かったのか?...。

kk070222-軒先最後にその集大成?として、板金軒天の通しです。すげ〜冷たい屋根になってますね〜!この色の選択と単独垂木がどうしても神社仏閣の垂木の様なイメージから抜けられなかったかな〜と....。写真の奥では、板金屋さんが、さっきの話のところを作り替えている姿です。(ありがと〜!)
とりあえず、廻りが来週には、だいぶ色が付いてくるので、イメージが変わってくるはず。
板金!
070215ポーチ軒天進んで来ましたね〜あと残すところ約1ヶ月です。外壁の木は、全て張り終り、板金工事が着々と進みだしました。扁平垂木の下側の壁面は、縦ハゼ葺で行っています。本当は、等間隔でハゼを入れる予定で考えていたのだが、垂木の幅分だけ微妙なズレが出てくる...。よって、扁平垂木のサイドに合わせて幅を調節して貼って貰っていました。でも....これが微妙だな〜って(笑)何が微妙かって?扁平垂木は、実は、端から端まで全て扁平にしていないのである。垂木は、単純に455mmピッチですので、奇数本存在してるんですね。だから、2本を1本にまとめて行くと必ず1本の垂木が残ってしまう(爆)よって、大きな開口が空く部分は、扁平垂木にしないで、単独垂木を奇数本設けているんです。奇数-奇数=偶数ですので丁度いい。さらに、リズムが出るでしょ(笑)でも、壁面の縦ハゼは、この単独垂木の部分だけ等間隔でハゼが入っていく...う〜ん!微妙だ〜!ってね。でも、扁平垂木にあわせないで、455mmピッチで貼っていくと完全に壁面と扁平垂木の関係が切れてしまうので、これでOKとした。扁平垂木の端部に合わせた事で、壁面と扁平垂木が折れて来た感じに成るので...。このアングルどうですか?ポーチ部分なんですが...屋根の浮遊感が出てて個人的には気に入った!垂れ壁も悪くない(自画自賛=笑)

070215板金1これは、扁平垂木同士の間の軒天です。黒いラインは、屋根通気のための給気スリットです。結構、綺麗に行って良かったですね〜。そうだ〜、今気付いたぞ!写真で分かるように軒天部分と雨樋の部分の板金の色が微妙に違うの分かります?生地色とシルバーで色を変えているんです。扁平垂木・単独垂木は生地色で、壁面は、生地色なので....一枚前の判断は正解だった!
070215板金2最後が壁面と垂木と軒天の納まり部分。軒天部分は、本当は、細かい板金で継いで行きたかったが、金額が折り合わず...(笑)職人にも、手間ばっか掛かるので...(爆)ってことで、一枚ものでやりましたが、結構正解だったかな?結構綺麗だよね。扁平垂木も1枚物を折り曲げて、差し込んで行くので、すごくシャープな軒天が出来てくると思います。曲面から下が、すごく柔らかい感じになるので....。

さて、今日は、もう少し写真があったんです。(涙)内部では、フローリングを張り出したし(以外と節が気になりました。特に、斜めに入ってる節)、玄関の下枠には、銅板が巻込まれてきたし...。エントランスの框(これは、桧でいい感じでしたね。)も付いたし...。全部パーです。デジカメの調子が極めて悪い。唯一使えた写真達が板金関係の写真だけ。
垂れ壁など

070209ポーチ軒天昨日の現場定例に続いて、本日は、クライアントとの打ち合わせで現場へ行ってきました。残り1ヶ月となり、色々と決めることが目白押しです。少し遅れ気味なので決めることは、バンバン決めていかないといけません。さて、写真ですが、玄関内からポーチ(スロープ)方向を見ています。ちょっと前のブログを見てもらうと分かるのですが、画面右手に垂れ壁が出来ています。これは、当初付いていました。本当は、もっと下まで垂れ壁が来ていて、下見窓みたいな程度の開口だったのですが、暗くなるので垂れ壁は、全て中止になって施工が進んでいました。しかし、実際に出来てくるとすごく良い感じだったのですが、雨の吹き込みを考えるとやっぱり垂れ壁が必要なんでは?という話になり、急遽垂れ壁が復活した訳です。視線を遮らない程度で、内部(ポーチ)からと外部(敷地外)からの視線が何となく通じる高さで!ってことです。


070209垂れ壁垂れ壁下端の納まりです。一番最初の設計では、もっと垂れ壁が低かったので、下面にライトを埋め込んでフットライト的な計画でしたが、今回の高さだと、丸見えなので、ライトが見えるのはイマイチになります。よって、塞いでしまいました。ただ、この垂れ壁の通気を取る必要がある(室内には接しない壁ですが、外壁材が通気が無いと良くないという事)ので、柱幅(120mm)で目地を入れています。ココから外部空気を壁内に取り込み屋根まで通気させています。

070209天井最後に、昨日のアングルよりちょっと下がった玄関あたりからです。曲面もココまで緩いアールだと平面に見えなくも無い?(笑)まぁ〜それは、それでOKでしょう。平面で屋根とあわせて切り妻上に天井を設定すると必ず稜線が出てくるので、それが消えてるだけで十分ですね。

軒天関係
070208軒天午後からの現場定例でした。外部は、外壁の木がだいぶ張られていました。以外と節が目立つな〜でも、塗装するので多少は、気にならなくなるだろう。写真は、エントランスへ向うスロープの途中の見上げです。この建物の大きな屋根が張り出して来ています。う〜ん、他もこれぐらい軒が出てると良かったんだがな〜(笑)
この施設は、そもそも、どういう施設なのか?ってのがあると思うんです。昨今、子供を取り巻く環境は、非常に悪くなってきており、子供のみならず子を持つ親にも色々な問題を抱えて何処にも相談することさえまま成らない。そんな親・子の相談を受ける施設であります。類似施設は、極めて稀らしく今後、こういう施設が増えていくと考えられます。さて、それで、相談を受けるわけですが、相談する方は、あくまで出向いて話をする訳ですから、やはり落ち着く、相談しやすい環境が求められていると思います。じゃ〜何処だったら、一番落ちつく?って考えた時にやはり自分の家!というのが一番なんでは?ないかと考えました。家の状況も昔とは大きく様変わりしてしまっていますが、小さい子にとっての家はやはり切り妻屋根らしいのです(爆)当然、親である大人にとっても、切り妻屋根は、すごく懐かしい落ち着いたイメージを持っていると思われます。そういったことで、この建物は、大きな切り妻屋根が掛かっています。屋根が守ってくれている感じです。

070208天井続いて、内部へ入ると、当然その主旨を内部にも反映させています。内部の各部屋に通じて、切り妻の形に沿う形で柔らかい一枚の曲面で構成しています。写真は、待合室から相談室の上部を見上げています。上部は、硝子で仕切り、一体の屋根の下にいる事を感じさせます。あれ?って思った人は、ありがとうございます。そう、この天井のボードは、無事に曲面で張れました。(笑)多角形か曲面かの話がありましたが綺麗に曲面になりましたね〜!

070208板金最後に軒先の板金です。とりあえずの板金の納まり関係が分かると思います。来週には、結構な部分まで張り終わってくると思います。楽しみですね〜!
外部廻り
070202軒天ふぅ〜今、何時だ〜?もう明けて翌4時ですね〜(笑)昨日の現場定例&クライアント打ち合わせの後、色々やっていたら...あ〜あ〜。さて、現場ですが!どうですか?先ず一枚目から。敷地に入ってスロープを登って行きながらのポーチ部分の天井です。「曲面」張れてます。ほらね〜曲がったでしょ(笑)え?曲がってるの?とか言わないでね(爆)外部軒天と屋内天井は、1枚の曲面で繋がるようなデザインです。軒天で曲がれば、間違いなく内部は、曲がるね〜!ちなみに、奥の車に乗っているのは、新現場監督のKさんです。タイミングよく映ってましたね。

070202外壁そして、次が外壁です。今日から張り始めました。結構可愛い感じでしょ(自分で言うな〜笑)この面は、いわゆる裏ですね。でも、裏なんだけど....隣地との距離の関係で防火構造にしないといけないので...表で使う材料より高価な材料なんです。この写真だと、曲線がよくわかると思いますが、ヒゲの様な曲線(大工さん曰く)ですね。これが天井の曲面の形です。ハイ!





070202軒先そして、今日の最後は、軒先です。垂木の部分が幅が広い所と狭い?(1本)のところがあります。このあたりは、全部板金でこの形に包み込んで行きます。なんで?幅広にしたか?ですが...。これだけ垂木が並ぶと結構、爽快な感じになるんですが...なにぶん神社仏閣的というか、和風というか....。2本を繋いで1本(表現的には、1枚)にすることで繊細から野太い感じになる。それを軒天や天井のRが支えてるって言うんですか?(意味不明=笑)要は、対立させてる?(違うか?)ことで、お互いが余計よく見える(筈)あ〜構造的にも強くなってるんですよ〜!

ついでに、軒先についているのは、以前書きました雨樋です。当然縦樋が出てくるわけですが....。横に振ったりしないで、直で落とそうとしています。感覚としては、縦樋が地面から飛び出してきていて(自立)、それに差し込む感じです。理由は、横に振って、柱に沿わせて落としても、そこで垂れ流すか、また、地面で横に振っていく事になります。なぜなら、この下は、ウッドデッキなので...。足元に配管類があると、必ず踏まれます。踏まれれば、壊れます。(笑)だから直で落とすんです。
曲面天井
070131現場からの電話!カーテンボックスが...入らない(笑)天井埋め込みで予定していたのだが...。微妙に、ほんと、微妙に梁に掛かってしまって入らない。これは、しょうがないので露出でBOXを設置する方向へ。
曲面天井の野縁が出来てきました。(写真)う〜ん!とってもいい感じ!やっぱり天井は、サワラで張りたかったな〜って...。さて、前回の話にもかかわりますが、このゆる〜いRにボードが張れない場合!ちなみ、石膏ボードは、R1500まで可能と石膏ボード協会?では謳っています。でも、出来ない?納得行かないけど...できないなら多角形で良いわけですが、このRを多角形で張って見分けられるかな?まず、分からないと思います。写真を見て益々確信を得ましたね。でも、このRは、絶対に曲がるよ〜(しつこい?=笑)だって、一番きついRでもR9000mmなんだよ。
とりあえずは、ためしで張ってもらう事にしましょう。

この建物は、いたるところでRをつけています。施設がらというか、柔らかい雰囲気にしたかったので....(笑)でも、そのRがいたるところで、困っちゃった事を招いています。ポーチ横にちょっとした壁があるのですが、そこに丸い200Φ程度の穴が開いてるんですが(8〜9個)まぁ〜壁に丸い穴が開いてるだけならスリーブのようなものなので、ボイド管入れてコンクリートを打てば済むのですが...穴の面もRをつけているので、問題が大きくなっています。3次曲面になっているわけです。それを左官で仕上ようというのだから、監督も頭を悩ませちゃっている。ところが、狙った形のコンクリートブロックが既製品であったんですよ〜!サイズは、ちょっと小さいのだが、これを下地として塗っていけばいいんじゃない?って事でやっていたのですが、問題は、3次曲面を塗る事自体が問題なわけですので...。
それじゃ〜!3次曲面の部分は、この既製ブロックが仕上げで出して、廻りを一回り大きくして塗っていこうと...。文章だけでは、言ってる意味が分かりませんよね。近く、その部分を投稿します。
曲面(線)と多角形

070125-見切り先週から1週間、早いものです。今日の定例の最中に外部の見切り部分(木の外壁とガルバの外壁)=天井の曲面部分を大工さんが試しで作ってくれました。設計仕様では、天井は、曲面です。見切りは、多角形でした。先週、天井の曲面が色々と問題があるので、別の仕様にしようか?どうか?悩んでいたのだが....。悩むほどの話では無いのだが...。なにぶん、作る側が曲がらないって言うんでは....。昔の物件で、多角形の天井を作った事がある。この時、多角形には、こだわって曲面ではなく多角形にしたのである。この時の大工さんには、何で多角形なの?曲面でいいんじゃない?って(笑)確かに、出来上がりは、こだわったのに、寒冷紗にパテでしごいたら、稜線は、すっかり消えてしまった(涙)のである。ボードを細かく切って貼ってやったのに...である。一方、今回は、その経験を活かして、曲面で行こうと思ったのだが....曲がらないって言う(爆)それじゃ、多角形でいいよ。というと、そうすると、曲面に見えない!う〜ん!私の経験から言うと、昔の物件よりはるかに曲率が大きい今回のものは、多角形でも絶対に多角形に見えない自信がある。とりあえず、天井は、多角形に寒冷紗にパテしごきで行く事になった。
一方、外部の見切りは、当初Rのアルミの見切りであったが、減額で多角形になっている。その下地は、Rで木を曲げて取り付ける事が出来た。多角形のガルバの見切りを乗せて確認。多角形が妥協のように考えている?手間がかかりすぎる?のか、色々と努力してもらえているようです。

070125-屋根屋根がようやく葺き上がってました。遅くなってしまった原因は、軒先の雨樋を先に付けないと屋根が葺けないからだった訳です。雨樋も綺麗に取り付いて、結構いい感じでした。横葺は、やはり1枚もので葺いているのですごくシャープなイメージを与えます。

床組など
070118前回から大引・根太が取り付き、床の断熱材も搬入されてきた状況です。今日は、電気屋さんと少し打ち合わせをして、その後は、大工さんと色々な部分で結構長〜く!話をしました。問題になった部分は、2つ。1つは、軒天の曲面と内部FIXの硝子の納め方でした。
曲面の軒天は、既製のサイズ(3×6板)が微妙に足りない(5cm程度)ので、(3×8)もあるが、ロスが大きい。それと、曲面が曲がらないだろ〜!と相当緩い曲面なんだが....。曲がっても、端部は、直線になるので、あまり綺麗にいかないのでは070111
もう一つは、FIXの硝子を枠無しで納めたかった部分をどう納めていくか?を....皆、一生懸命考えてくれました。結論は、結局まだ、出なかったが(爆)とりあえず、曲面は、試しをやってみるという事に...。
躯体はほぼ...
今年初めての定例でした。正月休みを利用して図面を5枚(外部立水栓詳細図・エントランス独立柱柱脚詳細図・曲面天井詳細図・棟詳細図1・2)ほど書いてメールで送付しておいたのと、昨年最後にお願いしていた内容などの打合せで、一杯の職人さんが来て打ち合わせでした。給排水衛生から始まって、電気・空調、板金、大工....と。一人終わるたびに、敷地内でそれぞれ待っている方を呼び出し...「病院の受付みたいだな〜」(現場監督談)って...確かに。
一通り終わって、現場を歩き回って(って言っても20坪ですが...)フムフム。
施工の進行状況で出てくる問題をいかに解決していくか?って所は、面白いですね〜!
写真は、待合室からの一枚です。柿の木が見えています。