architecture
木組み網代ボールト建方 3日目

さあ〜いよいよ3日目です。またまた、問題発生です。
D・E部材とガセットとを取り付けるボルトの径が違っていました。M12→M16です。
午前中はそのボルトの交換だけです。溶接は今日は、無理.............。

  ボルトの交換をしていて、うん?なんだ?あれっ?ちょっとまって〜。
E部材に取り付くガセットプレートの形がなんか変だぞ?
図面、スケール.......やっぱり。芯の取り方が設計上は、ベースプレートの上面でD・E間の寸法などを出していた。
しかし、E部材のガセットプレートとベースプレートは、ベースプレートの下端面でとるように作られていた。
ベースプレートの厚みが12mmで約45度傾いているので、本来の芯寸法(設計上)がDで12mmEで12mmの両方で、24mmずれることがわかってきた。
そうか、これが原因で昨日いくらやっても正規の位置にE部材が来ない訳だ。昨日のずれ約25〜30はこれが原因だ。
ダッシュで事務所に帰り、現状のガセットの場合の芯寸法をCADで計算しなおし、印刷して現場に急行。
再度、墨を出しなす。なから良しの感じ。
5〜8mm程度のずれこれならハンマーなどで調整可能。
一時、山下さんとは、とりあえずこんなにずれるなら一度解体して改めてD.Eを決めながら組んで行こうという話しをしていた。
何とか解体なしでいけそう。
午後から鉄骨屋さんに急遽来てもらう段取り。
その前に、正規の位置へずれの調整。思ったほど動いてくれない。
あと少しなのに.....。
うん〜。
全体が少し右に向かっていっている。このずれをある程度正規に近い位置まで戻さないと一部分だけ正規の位置に持ってくるのは不可能。
ということで、全員で、全体の木組みを移動。
おっ、良いんじゃない?なから正規の位置に戻ってきた。
良し、午後から溶接だ。
昼挟んで、午後一で鉄骨屋さん到着。(片道2時間掛けて到着。)でも雲行きが怪しいぞ。
正規の位置に仮溶接です。1箇所2箇所、雲行きがますます悪くなってきた。
3箇所・4箇所、降ってきた?
ブルーシートを駆け出す。溶接も雨、風の中は意味がない。
お〜、風が出てきた。、終了の掛け声と同時にすごい雨が襲ってきた。
ダッシュで、残りの木組みにブルーシートを掛けていく。
風は、強くなり、雷はバンバンピカピカ。すごい状態。
木組みは、結構ぬれた。染み抜きというか洗いが必要になるでしょう。
現場事務所にみんな戻って、しばし雨がやむのを待つ。
鉄骨屋さんは、30分ぐらいしか仕事していない。このままじゃ明日の方が良かったんじゃないの?って少し冗談が入ったりして、
少しなんとなく、和んだ感じ。
結局、今日は、ここまで、明日残りの溶接と本締め。
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